たびたび話題になりますよね。「中抜き」
社会の癌だ!と言われつつもそこにはちゃんと意味のある「中抜き」もあるのではないか?
そう思って調べてみました!
※不当な中抜き、多重下請けを擁護するつもりは全くありません。
1. なぜ「中抜き問題」が注目されるのか?
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SNSやニュースでたびたび話題になる
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物流業界の「多重下請け」是正や、補助金事業の再委託疑惑が背景
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現場にお金が届かない構造が社会問題化
2. 中抜きの仕組み
図解(簡易フロー)
発注元 → 元請け → 下請け → 現場労働者
(マージン) (マージン)
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各段階で仲介手数料(マージン)が差し引かれる
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現場の報酬は減り、責任の所在も不明確になりやすい
3. 業界別の代表事例
IT業界(SES)
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発注:1人月100万円
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現場:40万円程度(半分以下)
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複数社が間に入る「多重委託」構造が原因
建設業界
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ゼネコン → 一次下請け → 二次下請け
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現場作業員の日当が1万円未満まで低下する例も
公共事業(補助金)
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電気・ガス補助金で博報堂が受託
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7割を再委託し、現場団体まで資金が届きにくい構造
4. 「必要な中抜き」と「不要な中抜き」
必要な場合
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大規模プロジェクトの調整・責任一元化
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専門知識やネットワークを活かす場合
不要・問題な場合
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実働せず名義貸しだけ
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マージン率が過剰で、現場が疲弊する構造
5. 解決策と今後の動き
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マージンの透明化
→ 仲介手数料を明示し、不当な中抜きを防ぐ -
直契約の推進
→ クラウドソーシング(例:Lancers、CrowdWorks)活用 -
再委託の段階制限
→ 物流業界で導入された「2次まで」を他業界にも拡大
まとめ
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中抜きは一律に「悪」ではなく、必要な仲介と不必要な搾取の区別が重要
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IT・建設・公共事業など、具体的事例は多い
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透明化と直契約が進めば、現場の待遇改善や効率化が期待できる
とまぁ、こんな感じです。
もっと詳しいのがよければこっちをみていただけたらありがたいです。
【詳細版】中抜き・多重委託の真実:構造解説から業界事例、未来の解決策まで
補足:業界別事例比較
業界 | 発注金額 | 現場報酬 | 中抜き率 |
---|---|---|---|
IT(SES) | 100万円 | 40万円 | 約60% |
建設 | 20,000円/日 | 10,000円/日以下 | 約50% |
公共事業 | 100% | 実働団体へ70%未満 | 30%以上 |
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