もうすぐ最終回を迎える「おむすび」。
個人的にはあの空気感好きなんですが、世間はそうでもなさそう。
そのことについて掘り下げていきます。
朝ドラを見ていて「何か違う」と感じたことはありませんか?
朝ドラって、朝の忙しい時間にちょっとした楽しみをくれる存在ですよね。私も毎朝、コーヒーを片手にテレビをつけて、ヒロインの成長や涙、笑顔に一喜一憂するのが日課でした。でも、2024年後期のNHK連続テレビ小説「おむすび」が始まってから、なんだかモヤモヤするんです。「面白いはずなのに、なぜか見続けるのがしんどい」「橋本環奈ちゃんは可愛いけど、ストーリーが…」なんて気持ちが頭をよぎる。SNSを見ると、私と同じように感じている人がたくさんいて、ちょっと安心した反面、「朝ドラってこんな感じでいいの?」と考えるようになりました。
「おむすび」は、初回視聴率16.8%と好調なスタートを切ったものの、放送が進むにつれて「つまらない」「離脱したい」という声が続出。Xでは「#おむすび反省会」なんてハッシュタグまで登場し、視聴者の不満が噴出しているんです。いったい何が原因で、こんなにも評価が分かれているのか?今回は、プロのWebライターとして、ネット上の声やデータをもとに「おむすび」が「つまらない」と言われる理由を徹底的に解剖してみます。あなたも一緒に、このモヤモヤの正体を探ってみませんか?
1. 「おむすび」がつまらないと言われる理由その1:ストーリーの薄さ
まず最初に挙がるのが、「ストーリーが薄い」という声。朝ドラといえば、実在の人物や歴史的事件をベースにした重厚な物語が定番ですよね。例えば、前作『虎に翼』は日本初の女性弁護士・三淵嘉子をモデルにした感動的なストーリーで、平均視聴率16.8%を記録しました。一方、「おむすび」は完全オリジナルストーリー。福岡県糸島市で育った主人公・米田結(橋本環奈)が栄養士を目指す話なんですが、「それだけ?」と思ってしまう人が多いみたい。
視聴者の反応を見てみると、「中身がすっからかん」「おむすびに具材が入ってない」なんて辛辣なコメントが飛び交っています。確かに、初回から「海に飛び込む」という朝ドラあるあるを入れてきたものの、その後の展開が「女子高生の日常」止まりで、深いドラマチックな展開が少ないんですよね。私も第3話で結がギャル集団「ハギャレン」に絡まれるシーンを見たとき、「これから何か大きな試練が来るのかな?」と期待したけど、結局「ギャルになろうよ!」で終わっちゃって、肩透かしを食らった気分でした。
表:過去の朝ドラと「おむすび」のストーリー比較
作品名
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モデル
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主題
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平均視聴率
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虎に翼
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三淵嘉子
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女性弁護士
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16.8%
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らんまん
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牧野富太郎
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植物学者
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15.4%
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おむすび
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なし(オリジナル)
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栄養士
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12%台(3週目時点)
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この表を見ても、史実に基づく作品と比べて「おむすび」のテーマが地味に感じるのは否めません。朝ドラって、視聴者に「この人の人生すごい!」と思わせる何かが必要だと思うんですが、あなたはどう感じますか?
2. ギャル文化の違和感と無理やり感
次に、「おむすび」の大きな特徴である「平成のギャル文化」が視聴者に刺さらないという問題。舞台は2004年、平成のギャル全盛期。結の姉・歩(仲里依紗)が率いる「ハギャレン」や、ギャル言葉指導のカリスマ・ルミリンゴさんの登場は話題になりました。でも、これが逆に「無理やり感」を生んでいるみたいなんです。
例えば、Xでこんな声が。「ギャル語がウザい」「ギャルに焦点当てすぎて失敗してる」。確かに、毎回「マジやばい」「アゲアゲ」みたいな言葉が飛び交うと、朝ドラらしいほっこり感が薄れてしまう。私もギャル文化には懐かしさを感じる世代だけど、それが物語の中心になると「栄養士を目指す話はどうした?」とズレを感じちゃいます。制作側は「平成を懐かしむ若者層」を狙ったのかもしれませんが、メイン視聴者の60代以上には「何これ?」って感じなのかもしれませんね。
3. 橋本環奈の演技とキャラ設定への疑問
主演の橋本環奈ちゃん、可愛いですよね。映画『キングダム』やドラマ『今日から俺は!!』でのキレのある演技が大好きで、今回も期待してたんです。でも、「おむすび」での彼女の演技やキャラ設定に「合ってない」と感じる人が多いみたい。
具体的には、「演技がオーバーすぎる」「ギャル役に違和感がある」っていう意見。結は明るくて元気な女子高生なんだけど、どこか「普通すぎる」んですよね。過去の朝ドラヒロインって、苦労を乗り越える芯の強さとか、独特の個性があったじゃないですか。でも結は「彼氏のために栄養士になりたい」っていう動機がメインで、ちょっと浅い印象。橋本環奈のビジュアルは抜群だけど、その魅力を活かしきれていない脚本にも問題がありそう。あなたは彼女の演技、どう思いますか?
4. 時代設定が現代すぎて共感しにくい?
「おむすび」の舞台は平成、つまり20年前くらいの話。これ、朝ドラとしては珍しい「現代劇」に近い設定なんです。過去の名作『あまちゃん』や『ひよっこ』は昭和の懐かしさがウリだったけど、「おむすび」は「つい最近の話」で新鮮味が薄いっていう声も。
60代以上の視聴者層にとっては、昭和の苦労や復興の物語の方が共感しやすいですよね。私も「平成ってそんな昔じゃないし…」と思っちゃう瞬間があって、物語に没入しにくい部分があるかも。逆に、平成生まれの若い世代には刺さるのかもしれないけど、朝ドラのコアなファンを取りこぼしてる気がします。
5. 主題歌とのミスマッチ感
主題歌はB’zの「イルミネーション」。平成を代表するアーティストの新曲ということで期待されたけど、「ドラマと合わない」っていう意見が結構あるんです。私も初めてオープニングを見たとき、「カッコいいけど、朝ドラっぽくないな」と感じました。
ネットの記事によると、B’zの往年の鋭さが薄れて、マイルドなアレンジになってるのが原因みたい。確かに、平成の空気感を出すなら「LOVE PHANTOM」みたいな昔の名曲の方がハマったかも。主題歌ってドラマの印象を左右する大事な要素なのに、ここでズレちゃうと全体の評価にも影響しちゃいますよね。
6. 視聴者離脱のリアルなデータと声
実際、どれくらいの人が「おむすび」から離脱してるのか、データを見てみましょう。初回16.8%だった視聴率は、3週目で12%台までダウン。Xでは「1週目で脱落」「録画してるけど見ない」っていう投稿が目立ちます。
例えば、こんな声。「『ちむどんどん』はイライラしたけど最後まで見た。でも『おむすび』はただつまらないだけで見るの無理」(@matarou2022)。確かに、「ちむどんどん」は叩かれつつも話題性があったけど、「おむすび」は静かにフェードアウトしてる感じ。私も最初は頑張って見てたけど、最近は「まあいいか」ってスキップしちゃうことが増えました。
7. それでも「おむすび」に希望はあるのか?
ここまで散々「つまらない」理由を挙げてきましたが、実は面白いと感じてる人もいるんです。例えば、「平成の懐かしさが良い」「結の等身大の悩みが共感できる」っていう声。特に、阪神淡路大震災の回想シーンは丁寧に描かれていて、「おむすびを配る女性」のエピソードに感動した人も多いみたい。
私もあのシーンはグッときました。震災後の避難所で、冷たいおむすびが人々を励ます描写は、タイトルに繋がる深い意味があって良かったですよね。もしこの路線を強化して、栄養士としての成長をもっと掘り下げてくれたら、まだ挽回のチャンスはあるかも。あなたはどう思いますか?
結論:モヤモヤの正体とこれからの期待
「おむすび」が「つまらない」と言われる理由をまとめると、ストーリーの薄さ、ギャル文化の違和感、キャラ設定や時代背景のズレ、そして主題歌とのミスマッチが大きいみたい。でも、全くダメってわけじゃなくて、震災シーンのような光る部分もあるんですよね。
朝ドラって、みんなの朝を少し明るくしてくれる存在だからこそ、期待が大きいぶん失望も大きい。私としては、結が栄養士としてどう人を支えるのか、最後まで見届けてみたい気持ちもあるんです。もしあなたが「おむすび」を途中でやめちゃった派なら、もう一度チャンスをあげてみるのもアリかも?逆に、「面白いよ!」って人は、ぜひその魅力を教えてくださいね。一緒にモヤモヤを解消していきましょう!
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