逃亡編——殺されないためにひたすら逃げる
気づけば、俺は誰かに追われていた。
「ヤバい、殺される!!!」
理由はわからない。
でも、逃げなければ死ぬ。
ひたすら走る。
振り返らずに、走る。
周囲の景色が変わるたびに、
追手の姿が見え隠れする。
どこまで逃げても終わらない、終わりのない鬼ごっこ。
全力疾走の果てに、
夢のシーンは切り替わった。
演劇編——近親相姦の兄弟役、語りたかったのに…
次の場面では、演劇をやることに。
演目は、近親相姦する兄弟の物語。
ただし、そこには純愛の要素が強く、
決して背徳感だけでは語れない、
とてもいい役だった。
「これは、語りたいことがたくさんある!」
セリフや演技について考えながら、
スピーチの準備をしていた。
……が、
スピーチの順番、飛ばされた。
「は?」
言いたかったことがあったのに、
まるで存在しないかのようにカットされた。
「いやいや、ちょっと待て!!!」
抗議する間もなく、
次の場面へ。
甘いもの禁止令発令、暴走する俺
学校で甘いもの禁止令が出た。
「ふざけんな!!!今のうちに食い尽くしてやる!!!」
そう思った俺は、
禁止される前にとにかく甘いものを食べまくった。
チョコ、ケーキ、アイス、ドーナツ……
食べる、食べる、食べる。
そして——
「うっ……気持ち悪い……」
当然の結果だった。
「……やりすぎた。」
後悔しながらも、
次の場面へ。
映画漬けの日々と、夜中の家族の謎テンション
体調が悪くなり、
家でひたすら映画を観る日々。
しかも、同じ映画を何度も何度も繰り返し観る。
「もう何回目だ、これ……?」
やがて眠くなり、
先に寝ることにした。
しかし、夜中に目が覚めると——
家族全員がまだ起きていた。
リビングでは、
兄がゲームをしており、
母は全員に向けて何かを話していた。
「なんでこんなに元気なんだよ……」
俺だけが体調を崩している違和感を感じつつ、
再び眠りについた。
ラーメン大の異変——注文したのにスープが違う!?
ラーメン大に行き、
野菜マシを注文。
しかし、なかなか来ない。
「遅いな……」
待っている間に一旦外出。
戻ってくると——
野菜マシ、完成していた。
「おお、やっと来たか!」
しかし、違和感。
なぜかほうれん草やワカメが入っている。
「え、こんなトッピング頼んでないんだけど!?」
さらに、
スープが二郎系の味じゃない。
「これ、本当にラーメン大のスープか?」
極めつけは——
頼んでないのに、ニンニクが入っていた。
「いや、勝手に入れんなよ!!!」
謎のカスタムに困惑しながら、
夢はフェードアウトしていった。
おしまい!
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