電車に乗る。
俺は就職活動をしていた。
向かったのは、若手IT社長が率いる会社。
説明会かと思いきや、まさかの「自己アピール大会」だった。
仕方なく、社長を煽るようなプレゼンをかますと、
彼はピキッとした表情を浮かべる。
「やっちまったな」と思いながら帰ることに……。
——のはずだったが、なぜか帰らない。
ビル周辺でランチを探すが、どこも見つからない。
周囲は工事現場だらけ。
作業員の兄ちゃんたちが、怒鳴りながら現場を回している。
なぜか俺は「美味しんぼ」の山岡士郎になっていた。
そして、気づいたら飲み会中の上司や同僚のもとに乱入し、
料理にケチをつけて店を出る。
だが、料理自体は美味かった。
サメに噛まれる姪っ子
そこへ、妹やその友達、子供たちが合流。
水族館ではないが、海の生き物がいる施設に向かうことになった。
楽しく回っていたのも束の間、
姪っ子の頭がサメにかじられる。
一瞬、血の気が引いたが、
幸いにも「歯形がついただけ」で済んだ。
ホッと胸をなでおろし、
今度こそ帰ることにした。
電車の混乱とひろゆきの悲劇
駅へ向かい、電車に乗ろうとするが、
ホームを間違える。
帰る方向だから、行きとは反対のホームにいるべきだったのに、
逆側に立っていた。
慌てて反対側へ移動し、なんとか電車に乗り込む。
なんとか電車に乗り込むと、
そこには、なぜかひろゆきがいた。
——そして、ひろゆきがウンコを漏らした。
意外なことに、そこまで臭くない。
だが、そんなことを気にしている暇はない。
俺は降りる準備を始めた。
網棚の罠と快速電車の悲劇
網棚に置いた荷物を取ろうとするが、
誰も動かず、なぜか俺もスムーズに取れない。
モタモタしている間に、ドアが閉まる。
降りたかった駅を逃し、
しかもこの電車は快速。
次に降りられるのは、だいぶ先になりそうだ。
仕方なく妹にLINEを送る。
「追いつくから、のんびり先に帰ってて」
そのメッセージを送ったところで、
俺の夢は、途切れた。