スラムキャバクラ編——溝の口の二面性
俺は溝の口にいた。
溝の口は、片方の出口は都会、もう片方の出口はスラム。
そんな設定だった。
スラム側には、以前訪れたことのあるキャバクラがある。
何年か前に行った店だ。
そのキャバクラは、途中で嬢をホテルに連れて行けるシステムだった。
もはやデートクラブ。
懐かしくなり、
かつてお気に入りだった子を探してみるも、
もういなかった。
仕方なく、店の近くをうろつき、
そのまま帰ることにした。
旅行編——メイド付きのホテルと謎のお菓子ガチャ
場面が変わり、俺は旅行中。
泊まったホテルには、なんとメイドさんが付いてくれるシステム。
しかも、メイドさんは性的なサービスも提供してくれるらしい。
だが、時間がなかったため、
ほんの少しだけ……のはずだった。
しかし、いざその時になると、謎の邪魔が入り、結局何もできずに終わる。
なんだよ、この寸止め。
部屋には、コインを入れると確率でお菓子が出てくるおもちゃがあった。
試しに振ってみると、
コインを入れなくてもお菓子が出てきた。
「これ……料金どうなるんだ?」
フロントに電話して確認しようとするが、
「13時にならないと回答できません。」
現在12時。
チェックアウトの時間(13:02)が迫り焦る。
しかし、実際のチェックアウトは14:02だったと知り、
ほっと一安心。
タイムスリップ編——謎の「ぷんちゃん」
突如、ホテルの部屋から過去にタイムスリップ。
辿り着いたのは、両親が昔住んでいた部屋。
部屋はホテルのような作りだが、
壁や床はどこかチープな雰囲気。
ふと、布団の数を数えてみる。
4人分の布団。
両親、兄、そして……誰?
俺ではない。
見覚えのない布団が、もう1つ。
隣の部屋には、ペット用のクリアケース。
中から出てきたのは、
小動物……かと思いきや、蛾。
しかし、なぜか可愛い。
鱗粉を撒き散らしながら飛ぶ蛾を見て、
「毒はないのか?」と両親に尋ねると、
「大丈夫。」
俺は、その蛾を「りんちゃん」と呼ぶか「ぷんちゃん」と呼ぶか迷い、
結局「ぷんちゃん」と名付けた。
ぷんちゃんは妙に懐いてきて、
怖くなると服の中に潜り込んでくる。
「うわ、くすぐったい!」
しかし、その仕草が可愛くて、
なぜか愛着が湧いてしまう。
蛾というよりは、
モモンガに近い可愛さだった。
スクール編——血を流さず戦う決意
場面は学校へ。
仲間の1人が、他校の生徒にやられたらしい。
だが、俺たちには「問題を起こしたら旅行から帰らなければならない」というルールがある。
血を一滴でも流せば、厳罰対象。
これまで耐えてきたが、
ついに堪忍袋の尾が切れた。
「もう黙ってられねえ!」
俺たちは、血を流さないことを固く誓いながら、殴り込みに行く。
着いた。
相手のトップは、
少しイカれてるが、イカしたやつだった。
俺はタイマンを張ることに。
しかし——
蹴りが重い、力が出ない。
関節技を決めようとするも、
相手の強烈なかかと落としが……こない!!
なぁなぁになって、終わった。
清算編——ダンジョンのようなホテル
ホテルに戻る。
メイドさんが部屋から見送ってくれた。
「なんか友達になれたな……」
チェックアウトの際、
結局オプション料金が追加され、全員で分担することに。
そして、ホテルから出ようとするも——
なぜか各部屋を通らないと外に出られない、ダンジョンのような作りになっていた。
途中、シングルマザーと子供が泊まっている部屋を通る。
俺たちが泊まった部屋と間取りは同じだが、
設備が全然違う。
どうやら、俺たちの部屋は上級クラスの部屋だったらしい。
そんなとき、急にトイレに行きたくなる。
夢の中ではよくあること。
しかし、いざトイレに行っても、なぜか出ない。
諦めて、ホテルを後にした。
帰り道編——静岡からの帰還
なぜか旅行先が静岡に変わっていた。
海沿いを歩きながら、
東京へと向かう。
すると、突然——
「ゴォォォォン!!!」
とんでもない音とともに、
波が一気に引いていった。
「津波か!?」と警戒するが、
大きな波は来ず、一安心。
湘南のあたりを歩いていると、
ヤバそうな4人組の大人を発見。
目を合わせないように立ち去ろうとするが、
1人に絡まれてしまう。
逃げながら、
時折反撃。
しかし、長時間の逃走と攻防で、
体力が限界に。
人の多い場所に紛れ込むことで、
ようやく相手を撒くことに成功した。
おしまい!
「御上先生の影響かもしれないな……」
そう思いながら、
俺は夢の余韻に浸った。