夢の記憶とダブルプル——楽器屋での迷走
朝、目が覚めた。
「夢日記をつけなきゃ」と思う間もなく、完全に忘れていた。
それくらい疲れていたのだろう。
よっぽど休日を楽しみにしていたんだろうな、俺は。
そんなわけで、今日は夢日記が書けない……と思っていた。
——しかし、数時間後。
突然、思い出した。
「あ、夢の中で楽器屋に行ってたわ。」
楽器屋と奇妙なメンバー
なぜか、大学時代の友達と、
そして今の職場の先輩と一緒だった。
「いや、なんでこの組み合わせ？」
不思議に思いながらも、俺たちは楽器屋へ。
しかも、その大学の友達は、楽器屋の店員という設定だった。
現実では全然違う職についているはずなのに、夢の中ではしっくりきていた。
場所は池袋か銀座か……
どこか都会のおしゃれなエリアだった気がする。
そこへ、さらに大学の後輩が合流。
「あれ、もしかしてプチ同窓会みたいになってる？」
そんなことを考えつつ、俺はひたすらベースを探して店内をうろうろしていた。
ピンとこないベース、試奏できず
せっかく楽器屋に来たんだから、試奏したかった。
最近習得したダブルプルを披露する気満々だった。
しかし、どのベースを見てもピンとこない。
「これだ！」と思えるものがなく、結局試奏すらせずに時間だけが過ぎていった。
そのまま、なんとなくの流れで全員集合し、解散する雰囲気に。
「あ〜、もうちょっと楽器屋見たかったな。」
そう思い、帰る前にもう一度店に寄ろうとした。
楽器屋に戻るのは失礼？
その時、誰かが言った。
「一度出た楽器屋にまた入るのは失礼だよ。」
……え？
いや、そんなルール聞いたことないし、普通に無視した。
で、店に戻って、ついにダブルプルを披露。
というか、気づいたら3連のダブルプルをやっていた。
現実の俺じゃトリプルプルは無理だけど、
（ロータリーならなんとか……）
夢の中では余裕で決めていた。
——そして、ここで夢は終わった。
本日の夢日記、おしまい！
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