~はてな古参が懐かしむ“消えたネットスラング”と今後の行方~
「草」は一周回って新しくなったイメージ。
「それな」は結構前からあるけどまだ使われてるの驚きだ。
いま議論が巻き起こってる「メロい」とかはすぐ消えるのかな、残るのかな。
今北産業はずっと使われてほしい。
結論
ネットのスラングは、数年単位で生まれては消える生き物です。
昔は当たり前だった言葉も、いまや見かけると「古っ!」と言われる存在に。
今回は、はてな古参勢なら思わず膝を打つ懐かしスラングを振り返り、
消えた理由と現代SNS文化との違い、そして今のスラングの寿命予測までお届けします。
なぜ「死語スラング」を振り返るのか?
言葉の流行は、使われる場所と文化に深く結びつきます。
掲示板からSNSに場が移り、会話のスピードも文脈も変わりました。
つまり、言葉の盛衰はネット文化史そのもの。
「それな」や「草」も、次の世代には通じなくなる可能性があります。
懐かしの“死語スラング”とその背景
1. ググれカス
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流行時期:2000年代前半〜中盤
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意味:質問する前にGoogleで調べろ
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背景:検索エンジンが浸透し始めた頃、調べない質問者に対する定番ツッコミだった
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はてブコメント(2007年)
「まずググれって怒られた記憶が懐かしい」
消えた理由
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検索が当たり前の行動に
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命令形がSNSでは攻撃的に感じられる
ggrksで伝わる人とそうでない人がいるわけで・・・
2. ○○してみた(例:「踊ってみた」)
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流行時期:ニコニコ動画初期(2007年頃)
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意味:やってみたシリーズのタグ文化
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背景:素人が気軽に投稿できる場が盛り上がり、行動+「してみた」でジャンル化
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当時の空気:「歌ってみた本家超え」といった逆転現象も話題に
消えた理由
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動画プラットフォームの多様化
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YouTube・TikTokでは英語タグや公式企画が主流に
昔「”弾いてみた”は甘え」って言われたなぁ・・・
3. orz(落ち込む人のAA)
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流行時期:2000年代前半
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意味:うなだれる人の姿を文字で表現
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背景:チャット・掲示板で手軽に感情を伝える手段として普及
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当時の空気:会社PCのチャットにorzが飛び交う光景も
消えた理由
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絵文字・スタンプ文化への移行
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AA文化自体の衰退
4. m9(^Д^)プギャー
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流行時期:2000年代中盤
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意味:相手を笑いものにするAA
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背景:煽り文化全盛期の象徴
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はてブコメント
「このAA、当時は本気の煽りだったけど今やネタ扱い」
消えた理由
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実名・半実名SNSでは攻撃的な表現は嫌われる
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炎上リスクの高い煽りは淘汰
5. 激しく同意
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流行時期:2000年代前半
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意味:強く同意する
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背景:はてな日記・掲示板の同意表現の定番
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現代の置き換え:「それな」「わかる」
消えた理由
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口語化の進行で短い共感語が好まれる
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スマホ入力に適した簡潔表現への移行
はげどう、しゅうどう、禿同だよね
6. 空気嫁(空気読め)
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流行時期:2000年代中盤
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意味:「空気を読め」の崩し表現
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背景:KYブームの一環として拡散
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当時の空気:誤変換や崩し文字を笑う文化があった
消えた理由
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ネタ感が薄れ定着せず
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SNSでは文脈が読めない相手に皮肉を言う機会が減少
今、むしろ空気読んだら負けというか・・・読めない読まない人が多すぎて恐いんだが・・・
7. リア充
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流行時期:2010年前後
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意味:リアル生活が充実している人
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背景:SNSにリアルを載せる人への皮肉
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変化:今ではポジティブに使われる場合も
消えた理由
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価値観の多様化
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嫉妬ニュアンスが薄れた
爆発しろ爆発しろと言ってた時代が懐かしいね・・・
8. 今北産業
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流行時期:2000年代中盤
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意味:「今来たけど要点を3行で教えて」
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背景:スレッドや長文のまとめ要求
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誤解エピソード:「今来た産業って会社?」と本気で思った人も
消えた理由
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タイムライン型SNSで要約不要に
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ニュースまとめサイトの普及
某配信者さんの切り抜きとかでは未だにみる、つかそれで知ったわ
9. 鯖落ち
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流行時期:2000年代全般
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意味:サーバーが落ちること
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背景:MMOや掲示板で頻発したトラブル
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当時の空気:メンテ突入のチャット祭り
消えた理由
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サービス安定化で頻度減
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一般層には「サーバーダウン」表現が主流
バルス!!!!!くらいしかイメージ湧かなかったけど、そうかゲームとかあるのか。
10. 香具師(やし)
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流行時期:2000年代初頭
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意味:「やつ」の当て字、やし と書くと変換できる
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背景:当て字文化の象徴
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現代の扱い:完全に古参認定ワード
消えた理由
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当て字文化の衰退
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変換精度の向上で誤記が減少
まーーーーじで読み方わかんなかった当時。しかも使ったことないや。
今のスラング寿命予測
ネットや日常会話でよく聞くスラングも、数年後には「古っ!」と言われる可能性があります。
ここでは現役スラングをいくつかピックアップし、その寿命を予測します。
1. それな
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意味:強く同意する
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現状:10〜30代を中心に広く使用
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予測:あと5年以内に短縮形や新しい共感リアクションに置き換えられる可能性大
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理由:SNSやチャットで「👍」「既読リアクション」に置き換わりつつある
2. 草
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意味:笑い(w の大量発生が草に見えることから)
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現状:ネット掲示板・SNSで定着
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予測:文字表現としては残るが、音声会話では淘汰傾向
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理由:リアル会話で「草」と言う層は限定的で、代わりに🤣など絵文字表現が優勢
3. ワンチャン
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意味:「一度のチャンス」「もしかしたら」
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現状:若年層から中年層まで広がり、日常会話でも使用
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予測:口語からネット用語に逆輸入された珍しいパターンのため寿命延長中
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理由:軽い打診や冗談に使いやすく、世代横断的に使われている
4. 陽キャ / 陰キャ
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意味:社交的な性格タイプ / 内向的な性格タイプ
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現状:学校やSNSでの人物分類語として普及
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予測:あと数年で新しい分類語に置き換え
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理由:性格分類ブームは周期的に新語が生まれる(例:パリピ、ぼっち など)
5. ガチ勢 / エンジョイ勢
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意味:本気で取り組む層 / 楽しむことを優先する層
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現状:ゲーム・スポーツ・趣味コミュニティで定番
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予測:コミュニティごとに独自用語化しつつあり、全体的な共通語としては衰退
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理由:細分化が進むと共通語の価値が下がる
6. チー牛
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意味:特定の外見・ファッションを揶揄する言葉(チーズ牛丼食べそうな人)
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現状:SNSでの煽り・ネタとして一時流行
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予測:あと2〜3年でネタ消費され尽くし、死語化
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理由:外見揶揄はブームの寿命が短い
7. エモい
- 意味:感情を強く揺さぶられる様子
- 現状:若者〜中年まで幅広く浸透
- 予測:日常語化してスラング感が薄れ、10年以内に「普通の形容詞」化
- 理由:感情表現の定番になった時点でスラングとしての旬が終わる
まとめ
ネットスラングは時代と共に変化します。
死語を知っている世代は、それをきっかけに会話が盛り上がる。
知らない世代は、好奇心で調べる。
そして今使っている言葉も、数年後には懐かしネタになるかもしれません。
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