俳優の横浜流星さんが、イベントかインタビューでこんなことを言ったそうです。
「あくまでも私個人の意見として聞いてください。私はBLとか興味なくて。全然分かんないので、なし。あくまでも私個人の話ですよ。多様性、意味が分からないので。はい、以上。まあ需要があるからBLだったり、そういうものがあるんでしょうけど。意味が分かんないっていうだけです」
これがXで数百万回も見られて、大きな話題になっています。
「男らしい」「ストレートで好感が持てる」という声がある一方で、批判する人は「多様性を否定しているように聞こえる」「LGBTQの人を傷つける」「これから作品は見ない」とボイコットまで言い出しています。
正直、なんでこれがこんなに炎上するのか、よくわかりません。ただ「興味がない」と言っただけなのに横浜流星さんは最初に「個人の意見として」とちゃんと断っています。
BLに興味がないのも、理解できないのも、個人の好みや感覚です。多様性という言葉に違和感を覚えただけでしょう。
それなのに、「多様性を否定している」「当事者を傷つける」とすぐに叩く反応。肯定しない=否定と決めつけるこの考え方が、一番問題だと思います。
多様性って、本来は「人それぞれ違う価値観や好みを尊重する」ことではなかったでしょうか。
興味がない人を「差別者」扱いして攻撃するのは、むしろ多様性に反しているように感じます。
BLファン側の圧力の方が気にかかる
さらに言うと、BLファンの中には、公式にない設定を勝手に作って男性キャラ同士を絡ませたり、作者に二次創作を送りつけたりするケースが見られます。
公式に異性のパートナーがいるキャラを無理やりBLカップリングにしたり、女性キャラを「邪魔」扱いして排除するような話にしたり。
これって、女性キャラに性を強要するのと本質的に変わらないんじゃないでしょうか。
最近の例で言うと、『日本三國』の作者・松木いっかさんのケースがあります。作品に妻などの明確な設定がある男性キャラを題材にしたBL同人誌が作者本人に送られてきました。
作者が「苦手なので直接送らないでほしい」「自分のキャラが別物にされるのが苦痛」と率直に伝えたところ、「差別だ」「恐同だ」と批判が殺到。結果、アカウントを削除・非公開にする事態になりました。
作者は「多様性はわかっている。でも自由に描かせてほしい」と言っていただけです。横浜流星さんの発言と重なる部分が大きいと思います。
本当の多様性って何だろう
興味がない人は興味がないままでいい。
好きに楽しむ人は自分の範囲で楽しめばいい。
お互いの領域を尊重する。それが多様性のはずです。
BLというジャンル自体に需要があるのは事実で、それ自体は問題ありません。
問題なのは、公式設定を無視して妄想を押しつけ、拒否する人を攻撃する一部の態度だと思います。
横浜流星さんが言った「意味が分からないっていうだけ」という言葉は、すごく普通の感覚だと思います。
肯定しなくても否定じゃない。
興味がなくても、誰かの権利を奪っているわけじゃない。
それを「傷つけた」と騒ぐ方が、よっぽど多様性を狭めているように感じます。
率直に意見を言ってくれた横浜流星さん、ありがとうございます。
こういう声があってもいいんじゃないかと思います。
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